お父さんお母さん、あなたのおうちは大丈夫?PISAの学力調査から親が読み取るべき課題
こんにちは、鏑木です。
PISA2025:日本、4分野すべてOECD加盟国1位
先週、日本が大好きな「PISA2025」の結果が公表されました。
PISAとは、世界91の国と地域、約76万人の15歳が参加した世界最大規模の学力調査です。
科学、数学、読解、そして新たに加わったデジタル分野。4つすべてで、日本はOECD加盟国中1位でした。素晴らしい結果です。ただ、今日は“順位の話ではありません”。
(※OECD(経済協力開発機構)はヨーロッパ諸国を中心に日・米を含め38ヶ国の先進国が加盟する国際機関)

同じ調査の中に、読んでいて手が止まった数字が、3つありました。その中には親しか変えられない教育的課題も示されています!ぜひ最後までお読みいただき、ご家庭で話し合ってほしいと思います。
学力は高い。でも、興味が低い
1つめ。「様々なことに対する好奇心が強い」。そう答えた日本の15歳は、62.6パーセント。OECD平均は73.5パーセントです。
その他項目においても、OECD平均より下回っています。

世界でいちばん問題が解ける子どもたちが、世界でいちばん「知りたい」と思っていない。
様々な現象に対する興味や関心が他の国の生徒より低いことを示しています。
ここから想像できる未来は、高校卒業後の進路が決められない。大学進学なら、志望学部が見つからない。そんな未来が透けて見えます。
一言では片付けられないですが、結局受験のための学習が大きな要因として挙げられるのではないでしょうか?
走る力はある。でも、地図を描いた経験がない
2つめ。「勉強への取り組み方を計画する」。日本は68.1パーセント。OECD平均は78.8パーセントです。
「うまくいかないと気づいたら、取り組み方を変える」も日本が76.6パーセントで、OECD平均の84.4パーセントを下回ります。

ただ、「課題は終えるまでやり通す」は、むしろ世界平均より高い。

ここから言えることは、勤勉性は高い。でも、自分で目的や目標を持って計画的に学習する力が弱いということです。
もっと極端に言えば、示されればやる(できる)が、そうでないとできない。
すぐ頭に浮かぶのは「塾の存在」でしょう!逆に考えれば、良いか悪いかは別として、塾の影響がどれほど大きいかということですね。
学校は肯定されている。足りないのは、家庭の会話
そして3つめ。これが、いちばん考えさせられました。
日本の子どもたちは、学校を肯定しています。「学校の一員だと感じている」88.9パーセント、OECD平均(76.2)を上回りました。「学校なんて時間の無駄だった」を否定した子も93.7パーセント。OECD平均は76.2です。


ところが、家庭で学びについて交わされる会話の頻度は、OECD加盟国と比べても低いです。
「今日、学校で何をした?」毎日そう聞かれている子は、日本では38.4パーセント。OECD平均だと50.7パーセントです。
最もネガティブな結果は『あなた(子ども)が学校で抱えている問題について』話すかの質問で、全く、又は年間に1~2回しか話さないが53.8。半数以上の家庭が子供が学校で問題を抱えているかどうかを話し合わない現実が見て取れます。

親が話しかけているのに子どもが気づかないとか、学校にすべてを任せる傾向にある日本の教育文化が原因かは分かりませんが、不登校の原因の一因でもありそうな項目です。
以下その他の質問事項ですので、ぜひご家庭で話し合ってみてください。
✔︎ その日あなた(=お子さん)が学校で何をしたかをあなたに聞く
✔︎ 学校であなた(=お子さん)がどれだけうまくやっているかを話し合う
✔︎ あなた(=お子さん)が学校で学んでいることに興味を示す
✔︎ あなた(=お子さん)の将来の教育についてあなたに話す
✔︎ あなた(=お子さん)が学校で抱えている問題について あなたに話す
次の一手は、学校の外にある~今日、点数ではなく「何が面白かった?」を。
好奇心が低い。計画が立てられない。この2つは、実は同じ場所で育つものです。
「なぜだろう」と口に出し、「じゃあ、どう調べよう」と一緒に考える。その時間が、いまの日本の家庭には、ほとんどありません。
学校は、子ども達にとってよく機能しています。今回の数字は、そう言っています。だからこそ、次の一手は学校の外にあるのではないでしょうか。
今日、お子さんが帰ってきたら、点数ではなく、こう聞いてみてください。「今日、何がいちばん面白かった?」。たった一言です。でも、世界でいちばん少ないのは、その一言なんです。
日本の教育の特徴は、受験勉強が中心です。だから塾に行かせること、子どもを伸ばしてくれる学校に行かせることが親の義務を果たしていると考えがちです。
しかし、塾も学校もあなたのお子さんは大勢の中の一人です。個別指導の塾でもその校舎に100人の生徒が通っていれば、校長からしたら100分の1ですし、学校でも、1クラスに40人の生徒がいれば、40分の1でしかありません。
しかし子どもが求めているのは、たった一人、あなたがどう思い、どう感じ、どうしたいのかという関わりです。
そう考えると日本の教育は、あまりにも当の本人に意識を向けていないことがはっきりと分かるのではないでしょうか?
『私は大人にとって40分の1でも100分の1でもない。私は私だ!』そんな内なる声が聞こえてきそうです。
『大人にしてみれば取るに足らない悩みかもしれない。でも今の私にとっては重大な悩みです。そのことを大人は誰も気にかけてくれない。そして私は大人たちが成績を上げるための手段ではない!大人の一方的な興味と、私の興味が同じだと勘違いしないでほしい。』
コーチングセミナーのお誘い
欧米は食事の時などに親子で話し合う文化があります。しかし日本にはそうした文化はほとんどありません。
お互い忙しいとか、そもそも対話の文化的習慣がないなどの原因が考えられます。でも先にも書いたように、子ども達は保護者に話を聞いてほしいと思っている。この事実をどう受け止めますか?
だから、保護者の方も会話の仕方を学んで、自ら積極的に対話を試みてはいかがでしょうか?
9月16日(水)19時30分~21時00分、オンラインにてコーチングセミナーを開催します。
時代の複雑化により、今の子ども達は昭和平成から比べると実に多くの課題や悩みを抱えています。
それを飛び越えて勉強に集中しなさい!これでは子どもに大事なメッセージが伝わるはずがありません。
意欲の原動力は親子の正しい会話から!そのスタートを切ってみませんか?参加は「無料」です。
「保護者向け無料コーチングセミナー」詳細
【日時】
2026年9月16日(水) 19時30分~21時00分
【会場】
オンライン(Zoom)
【対象】
小・中・高校生のお子様をお持ちの保護者の方(外部生の方も参加可能です。)
【参加費】
無料
【コーチ紹介】

《安井 匠 コーチ》
安井 匠(やすい たくみ)
一般社団法人質問型コミュニケーション協会 代表理事/株式会社ダブル・ターミネーション 代表取締役
人材育成コンサルタント・コーチ。企業・自治体で管理職研修やコーチングに従事し、約20年で年間受講者は延べ1,000名以上、コーチング時間は通算15,000時間を超える。著書『メンバーを戦力化する心の公式』。「頭では分かっていても行動に移せない」人を、自ら納得して一歩を踏み出せる状態へ導く人材育成を専門とする。「人の可能性を引き出す本質は、大人も子どもも変わらない」という確信から鏑木教育コンサルティングの理念に共感し、MLDプロジェクトに参画。

《齊藤 潤 コーチ》
齊藤 潤(さいとう じゅん)/コーチ名:西東ジュン
有限会社フィナンシャル・デザイン 代表取締役/MLD Jr.&Teens カリキュラム設計・監修担当
立命館大学経済学部卒。上場保険会社を経てFPとして独立後、コーチング資格を取得し、20年で延べ500名の人生設計に伴走。目的意識とメタ認知を軸にしたセルフコーチングを20年間継続し、3人の我が子も自己探究を通じて国公立大学へ。「目的意識とメタ認知は、分野も年齢も問わず能力を伸ばす」との確信から、20年磨いた大人向けメソッドをお子様向け『MLD Jr.&Teens』として再設計した。
【申込方法】
今回のセミナーに参加希望の方は、以下の「GLI公式LINE」のボタンをクリックして、「コーチング」とメッセージをお送りください。
イベントの詳細など、メッセージの返信をさせていただきます。
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ぜひ、親御さんのご参加をお待ちしています。
GLI代表 鏑木
【追伸】
「子どもの可能性を広げる教育新常識」をテーマにショート動画をお届けしています。
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『子どもが好きなことで可能性を広げていき、さらには親子共々幸せになる。』
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