要教育方針転換!東大「新学部設立」が意味すること
ちょっと緊急事態です。大事なことなので、緊急で速書きしました。
✔︎ 課題解決やSomething Newの創造に向けた広義のDesignを学ぶ学部。
✔︎ 100人定員で日本人と外国人半々の定員。
✔︎ 一般試験は課さず、授業は全て英語で行うという方針。
やっとか〜という感がありますが、さてさて、いよいよ「東大」が、ということは日本の教育が動き出しました。
あまりにも大事なことなので、ポイントをまとめさせて頂きます。
これをスルーしてしますと、本当にお子様の未来に関わってくる。そこまで私は言い切ります。
おそらくはこの学部が日本最高峰の学部になる、しいては世界のTOP100大学の中の「TOP10」に食い込む事を想定しているでしょう。
長らく中国やシンパポールの大学に、東南アジアでの地位を奪われて来て起死回生の意味もあるでしょう。
そこで仮にこの学部を目指す上で考えておくべきことを示しておきたいと思います。まずは、
一般入試がないとなるとどうなるか?本当になくなるのか?
東大が一般入試を課さず、海外で行われている様な志望動機を中心とした総合型の評価に変われば、同様の入試を行う大学が増える、ことが予想されます。
すでに総合型選抜は年々その定員を増やしていますが、これでさらに加速しそうです。
なぜなら、受験生は受験科目が被る大学の併願をする傾向にあるからです。
すると受験生は、一般入試組の併願とは親和性が0だった慶應藤沢(SFC)を筆頭に、総合型で受けられる学部の併願を好むでしょう。
結果、少しでも優秀な学生を確保したい早慶以下の大学はどう動くのか?常識的に考えれば答えは簡単ですね。
では、完全に一般入試はなくなるのか?
仮に無くさないと考えれば、以下のことが予想されます。
✔︎ 外国人にも日本語の能力を求め、日本語で共通テストや2次試験を課す。
✔︎ もしくはSATなど共通テストと同様なスコアを求める。
✔︎ そもそも2次試験を英語に翻訳して課す。
様なことが考えられますが、みなさんはどうお考えになりますか?
次に入学者選抜において志望動機や自己PRが絶対必須の評価となるとなるならば、いよいよ、私が長らく説明してきたことが教育における最重要テーマとなります。
それは、Socialなものに関わる「意欲」と関わった時に実現できる「能力」です。
Socialなものとは正しく社会や世界の課題やあったら便利なものの創造ということです。
ようやくこのことを真剣に考えて、教育の中に組み込まないといけない、まさに教育の分岐点になるはずです。
暗記とパターン演習の教育から、いよいよ学んだことを社会に活かす意欲と能力を身につけるための教育へと転換することでしょう。
だからこそ国は、前回の学習指導要領の改訂で探究学習を文言化し、次回の改訂でより教育現場の自由度が増すように取り組んでいるのです。
さあ、ご家庭の教育方針はどうあるべきか?
いよいよ真剣に「再考する時」だと、個人的には強く思いますが、如何でしょうか?
続いてデザインという視点。
学部長が英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)イノベーション・デザイン・エンジニアリング学科を修了し、デザイン会社「Design Stream」を設立した経験を持つMiles Pennington氏。
イノベーションを起こす上で大事なスキルとして「デザイン思考」や「アート思考」があります。
また、課題解決やより良いものの創造の第一歩として「課題を捉える力」が必要です。論理的化学的な捉え方もあるでしょうが、そこに感性は欠かせないとお思います。
とかく日本の教育は主要5教科、以外の図工・音楽・体育・技術・家庭科は軽んぜられてきました。
しかし、感性を磨かざるして課題は見えてくるでしょうか?5教科の勉強だけしていて、人々の困りごとは心に響いてくるでしょうか?
イギリスやアメリカの教育が全人教育である所以はここにあります。
人としてのあらゆる能力を磨く、だからこそ目に見えないものが見える様になるのではないでしょうか?
また、5感で捉えたものをアウトプットする方法は沢山あります。
それこそがアートの力であり、その人の持ち得た個性や能力でアウトプットの形は様々です。捉えたものを外に出して形にできなければ、意味がないのです。
「捉える力」と「描き出す力」。その両方が身につけられるのが主要5教科以外の科目だと思います。
だから、そのうちうちの4技能に特化した学校なども出てくるのではないかと思っています。
さあ、長くなりましたので、この辺で止めたいと思いますが、東大の今回の新学部創設は、日本の教育のあらゆる面で大きな影響を与えることは間違い無いです。
教育はお勉強と訓練されてきた私達の世代とは確実にその意味が変わります。変わろう変わろうとして変われなかった日本の教育のつっかえていた棒が取り払われた様なできごとです。
この変化をぜひ良いキッカケにして欲しいと心より願っています。
蛇足ですが、英語で授業をするということは、英語は話せて当たり前、ということでもありますね。
ぜひ常識的に考えてみてください。
今後どんな流れになるか!
GLI代表 鏑木
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