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  • 2025.02.28

「保護者勉強会」報告ブログ

日本の衰退が如実になった今、教育は今のままで良いのでしょうか?

常識に立って考えたら、その答えは明確です。

2月15日(土)に定例の「GLI保護者勉強会」を開催しました。

募集開始後、即日で定員に達するほど、保護者の関心も高い内容で、当日は熱心にメモを取って頂きました。

会の終了時に「今日の様なことは今まで考えたことがなかった」と言って頂きました。

「第一部」は、教育方針が定まらない保護者へのアドバイスと題し、今日の教育や受験の変化について説明させて頂きました。

コロナ前後で世界は大きく変わりました。いや、本当は世界はすでに変わっていたのですが、日本としてやっと気づくことができたと言えます。

コロナは社会を止めました。

しかし、テクノロジーを活用すれば、十分社会を動かすことができることに改めて気づきました。

同時にテクノロジーは、既に日本にいながらにして世界と十分関われることを証明しました。

好むと好まざるとに関わらず、一気に日本は世界の舞台へと押し出されてしまったのです。

テクノロジー化とグローバル化。ようやく本気で向き合わざるを得ない状況を迎えたのです。

しかし教育はどうでしょうか?

こうした時代にあって、テスト型の教育を続けているのは先進国では「日本だけ」です。

日本国内で、日本人とテストの点数を競い合うことは果たして意味があるのか?

そもそも教育の目的とは何なのか、時代の狭間で考えてみることをご提案致しました。

すると今の教育が大きく、その本質とズレていることがご理解頂けたと思います。

そこにお金と子供の時間と労力を費やす意味と意義をぜひ保護者には考えて欲しいと思います。

では何を鍛えたら良いのか、どう鍛えたら良いのか、というアドバイスをさせて頂きました。

これまで保護者以前の世代が受けて来なかった教育の形ですので、にわかに理解し難いと思いますが、国としても学校の中も少しづつ変わりつつあります。その変化を保護者もキャッチアップして、お子様の教育方針を定めていって欲しいと思います。

「第二部」はどうせ留学するならTOP校を目指そう。「第三部」は経済的な理由で諦めない留学といいう内容でした。

実はこの3つのお話は全て1つの「キーワード」で説明できます。

それは現代の教育もTOPスクールへ進学するためにも、奨学金を得るためにも必要なことがあります。それは社会に関わる意欲と能力です。

世界の人的評価は何点取れるか以上にここに移っているのです。

英語や評定のスコアーが多少低くても、将来何がしたいのか、入学後何を学びたいのか、それはこれまでのどんな学習活動の結果なのか、という志望動機と自己PRが野心的で明確ならば、合格や奨学金は得られるのです。

一にも二にも自ら学ぶ意欲があるのか?学んで得た価値を社会へ還元する意志があるのか?それらが評価されるのです。

だからこそ学習指導要領には探究学習が盛り込まれたし、大学受験は推薦入試という、志望動機型の入試が増えて来たのです。

学ぶとは何が目的なのか?
そこをしっかり理解して様々な教育の設計をしていかないと、的外れで効果薄な結果になりかねません。

保護者の学びの設計力が子供の未来を左右する。
そんなお話をさせて頂きました。


鏑木

 
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