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晴海新闻
【21世紀型教育】中学高校の思春期にこそわが子を海外に送り出すべきだ
海外に行き、感じて考える時間が成長を加速させる
わが子を海外へ出す、しかもなるべく早い時期から。そんな選択をするファミリーが増えています。短期、長期、スタディーツアーなどさまざまな海外プログラムがありますが、なぜ多くの保護者が「わが子にはとにかく海外経験が必要だ」と考え、行動に移すのでしょうか?
その理由は家庭によって多種多様だと思います。ただ私は間違いなく、「子供に幼い頃から日本以外の国を体感させてみること」がとても大切だと考えています。
日本では電車は当たり前のように時刻表通りにやって来るし、約束の時間も守るのも当たり前。水道水はそのまま飲めるし、道路に落ちているゴミも少ない。日本の様に、当然のルールや衛生状況が保たれている国は多くはありません。
また、海外では予期せぬさまざまな出来事に遭遇します。日本にいれば、家族や友達、学校があって、問題があっても誰かが解決してくれるし、ある程度解決パターンも心得ているため、多くの場合問題を乗り越えることができるでしょう。
でも、海外では予定通りに進むことの方が珍しいです。でもその時、いかに行動するのか、誰も助けてくれない状況で考え行動するプロセスにはたくさんの学びがあり、「生きる力」を身につけるためにはこれ以上ない経験になります。
そして、日本人以外の人たちと出会い、彼らの考え方に触れてみること。日本人は議論を避け、予定調和が心地いいと感じます。でも、一歩海外に出てみれば、自己主張は当たり前。自分の意見を「人に伝えることの重要性」は日本では得られない経験だと思います。
多様な人々が暮らす異文化の中で、感じて考えてみる。そして「日本は恵まれているんだ」などとそんな想いで人生を初体験できるチャンスなのです。
なぜ思春期ほど海外に出るべきなのか?
幼少のころならば、夏休みに家族で海外に行くことから始めることができますが、中学生や高校生からいきなり海外へ出そうとしても、なかなか自発的に行ってくれない。「海外経験が大事だ」と思っているのは親ばかり、、というケースが多々あります。
特に、男子は難しいです。目的を持った女の子は、自分で行き先を決めて準備をし、どんどん行動しますが、思春期を迎えた男子はそうもいきません。夏期講習も進んで受講しようとはせず、夏は部活や友達と遊ぶことばかり。
男の子を持つ親として私も同じ経験をしましたが、わが家では「これは絶対に譲れない」と息子と話し、中学と高校の夏に4度海外へ連れ出しました。
知り合いの会社があるシリコンバレーを皮切りに、私の仕事関係先のフィリピン・ミンダナオ島、海外大学進学のための説明会兼体験留学のためにニューヨーク、そして中学硬式野球の日米親善野球コーチとして。
海外で得た経験は、大学受験期に「自分の学びたいこと」を決めるべき時に必ず生きてきます。大学生になっても、アルバイトだけの生活を一歩超えて海外に行ってみようかと、世界を広げるきっかけにもなる。大学4年生では、就職活動か大学院かはたまた海外留学かと、人生選択の岐路に立った時、選択肢の一つに入ってくる。
人は経験していないことを想像し、そこから自己決定をすることはできませんよね?
ですので、子供達の将来の可能性や選択肢を広げるためにも「勉強が嫌いなら勉強しなくてもいい。でもその代わりに海外へ行ってこい!」親はそこまでの気概を持ち、子供を海外に出すべきではないでしょうか?
Kaburaki, GLI 代表。
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